CBDは心身の様々な不調に効く万能薬です

CBDは「Cannabidiol(カンナビジオール)」の略で、大麻草の天然有効成分の一つです。

一般的な大麻の反応として知られる、精神かく乱作用を引き起こす成分とは抽出部分が異なり、CBDには、様々な薬理効果や効能が実証されています。

たとえば、心身のリラックス効果、不安・ストレス・不眠の解消、けいれん、炎症の緩和やがん細胞の成長の抑制に作用するともいわれています。

CBDの効果効能


CBDは、人の全身に本来備わっている「ECS(エンド・カンナビノイド・システム)」とよばれる身体調節機能に直接働きかけ、心身の働きのバランスを正常に整える働きをします。

薬のような副作用はないことから、日ごろの健康管理はもとより、薬や病院に頼らない「自然療法」といったセルフメディケーションの分野において今大注目を浴びています。

海外でのCBDの活用の拡がり

著名人の活用事例

ハリウッド俳優モーガン・フリーマン

2008年の交通事故の後遺症で線維筋痛症を患っており、その症状を和らげるためにCBDを使用している。

ハリウッド俳優マイケル・J・フォックス

29歳の時にパーキンソン病と診断され、手足の震えや身体を動かしづらいといった症状がでて、その症状を和らげるためにCBDを使用している。

モデルアレッサンドラ・アンブロジオ

下着ブランドのビクトリアズ・シークレットのエンジェルを担う人気モデル。良質な睡眠を目的にCBDを使用している。


アメリカでの「CBD活用」の広がりは幅広く、インナーケアを重要視するヨガやメディテーションをはじめ、大麻草の成分の中では唯一、禁止薬物リストから除外されていることから、アスリートが使用する実例などもあります。

2018年、世界保健機構(WHO)によって、CBDの身体リスクへの安全性を認める公式発表がありました。

それを受け日本でも、厚生労働省が治療薬としてのCBDの可能性を認めています。

大麻草成分ときくと、一見イメージから手を出しにくいかもしれませんが、CBDの実証効果は近年のウェルネス志向の高まりとともに北米で支持を集め、日本でも今注目度が一気に高まっています。

日本でのCBDの拡がり


大麻は一万年以上昔から日本人の暮らしには欠かせない植物でした。

大麻の繊維は軽くて丈夫であるため、衣服などを作ったり生活に必要な縄や網など様々な道具を作ったりするために使用されていました。また、麻の実を食べる習慣もこの時代に既にありました。

そして、日本独自の宗教である神道において大麻はなくてはならない神聖な植物です。

現代でも神社でお祓いの際に使用される大麻(おおぬさ)やしめ縄、皇室の神事に使われる麻布でできた衣装など、伝統は受け継がれています。

日本では第二次世界大戦以前に、中東などから輸入されたカンナビス・インディカが「大麻煙草」「喘息煙草」として喘息の治療用に販売されていました。

第二次世界大戦後、GHQによって1948年に大麻取締法が制定されます。

日本国内では2016年よりCBD製品が販売されるようになりましたが、CBD市場はまだ非常に「若く」そして「ニッチ(小規模・限定的)」な状況です。

今後の高齢化社会や心のメンテナンス等で、CBDの利用が拡がるポテンシャルはあります。

CBDの国内市場規模推移

矢野経済研究所によると日本国内のCBD市場は2025年までに800億円以上の市場成長が予測されています。